貝塚線と箱崎線で直通化できるのか?さらなる東区の発展のために

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福岡市民の通勤を支える西鉄貝塚線(貝塚-新宮間)と、福岡市地下鉄箱崎線(中洲川端-貝塚間)の「直通運転」の可能性が再び注目されています。

この構想は半世紀以上前から議論されてきたものの、実現には至っていません。なかなか実現しない理由は何なのか。

今後、実現する機運が高まってきています。経緯と展望を詳しく解説します。

交通需要が高まる貝塚線と箱崎線

貝塚線は、朝夕の通勤時間帯に混雑が全国的にも高い水準となっています。

沿線地域では近年、マンション開発や人口増加が進み、千早駅周辺では過去20年で人口が約2.7倍に増加。また、貝塚駅周辺では九州大学箱崎キャンパス跡地の再開発が進行中で、今後さらに交通需要が高まることが予想されます。

こうした状況を背景に、利便性向上のための直通運転が改めて議論される機運が高まっています。一方で、直通運転には多くの課題が伴います。

貝塚線と箱崎線の直通運転の課題とは?

主に費用の問題と、車両と施設の違いの問題があります。

費用の問題

試算によると、直通運転の実現には数百億円の投資が必要で、国の補助金を得るためには費用対効果を明確に示さなければなりません。

しかし、これまでの検討では、そのハードルが高いとされてきました。

車両と施設の違いの問題

貝塚線は2両編成、箱崎線は6両編成の車両を使用しており、貝塚線の駅ホームを延長する改修や、新たな車両の導入が必要です。

また、地下鉄トンネルを走るための対応も求められます。

さらなる東区の発展のために

過去には、箱崎線の6両編成のうち2両を分離して貝塚線を走らせる案もありましたが、時間短縮効果がわずか1.3分程度であることなどから、2021年に「困難」と結論づけられました。

しかし、2024年春に都市交通の課題を議論する場として設けられた「都市交通協議会」では、直通運転の再検討を求める声が挙がっています。また、市は本年度、約10年ぶりに「都市交通基本計画」の見直しを進めており、直通運転が選択肢として再浮上している状況です。

東区を中心に人口が増加する中、公共交通の強化が求められています。直通運転の実現には、多くの課題を乗り越える必要がありますが、地域住民の利便性向上や都市の発展を考えると、重要な選択肢の一つと言えるでしょう。

課題はあれど、直通運転に向けて頑張っていきたいと思います。今後も福岡市の動きに注目してください。また、この件について、皆さんのご意見やご感想をぜひお寄せいただけますと幸いです。

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